2001年1月26日、JR山手線の新大久保駅で、ホームから転落した男性を助けようとして、韓国人の留学生イ・スヒョン(李秀賢)さん(当時26)とカメラマンの関根史郎さん(当時47)が線路に降り、入ってきた電車にはねられて3人とも亡くなった事件がありました。その事件から24年目の今年1月26日、新宿区大久保1-8-4 K-SQUAREビル3FのK-Stage Oで「第24周忌 義人 故 李秀賢 追悼文化祭」が開催されました。この催しに、中野区日韓親善協会の伊藤正信事務局長(東京日韓親善協会連合会副理事長)が出席し哀悼の誠をささげました。
イさんは生前、日韓両国の懸け橋になりたいと話していたことから、両親らが見舞い金などをもとに基金を設立し、LSHアジア奨学会(李秀賢顕彰奨学会)という組織を立ち上げ、これまでに19の国と地域のあわせて1236人の留学生が奨学金を受け取っているとのことです。こうした活動を続けてきた母親の辛潤賛(シン・ユンチャン)さんに対して昨年12月、日本政府から旭日双光章が授与されています。


コメント