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ご挨拶

昨年5月、本会の会長に就任いたしました。ソウル市陽川区との姉妹都市締結は、中野区が多様な国際交流を推進していく上で、とても大きな歩みとなりました。私は、その締結までの長いプロセスを区議会議員として、ある時期は副議長として、目の当たりにしてきました。両区交流の推進のため、微力ではありますが、精一杯お手伝いもさせて頂きました。

韓国は私にとって、大好きな大切な国です。観光などで何度か訪問するうち、ある偶然から、韓国の戦後の復興で大きな役割を果たした元政府高官の方と知り合いました。公正無私で心優しい人柄の方でした。日本についても驚くほど深い学識を持たれ、親愛の情を示してくださいました。その奥様も含め家族のようなお付き合いをさせて頂き、大変にお世話になりました。

その後、娘が延世大学の大学院に留学し、縁あって現地の方と結ばれ、孫も生まれました。今や、娘と孫のもう一つの祖国である韓国は、私にとって切っても切れない大事な国なのです。

国同士の関係は、互いの主権にかけて、主張もし合うし、利害の一致しないこともあります。しかし、両国の国民同士の関係は、豊かで情のこもった交流が数限りなく生まれ、互いに無くてはならないコミュニティが形成されているのです。そういう関係を広げていくことが、国同士の関係を、条理に基づく、互恵の関係へと導いていくと思います。

韓国は魅力にあふれた国です。情に篤い人々が、訪ねる人に心のこもったおもてなしをしてくれます。文化や経済などの様々な活動が活発で、元気にあふれる国です。近すぎるために、両国の違いが目に入ることもありますが、アジアやヨーロッパなどの遠い国と比べれば、似たところの多い国です。北東アジアに位置する自由経済国家という意味では、運命共同体と言っても過言でありません。

市民同士の草の根の交流が、両国関係の強固な基盤となっていくことが望まれています。何より、両国民の多くは頻繁に往来し、交流を楽しんでいます。交流の中から豊かな学びや価値ある経験を重ねています。中野区民の皆様が、韓国や陽川区との交流を、多様なチャンネルから楽しみ、親善を深める経験をしていただきたいと思っています。そうした、交流の機会をつくるため、中野区日韓親善協会は皆さまのお知恵をいただきながら、活動の幅を広げていきたいと考えています。

皆様のご理解、ご協力を心よりお願い申し上げます。

令和7(2025)年1月吉日

中野区日韓親善協会会長 梁川 妙子

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